漆のお手入れ

漆塗製品の扱い方

@漆塗製品は直射日光や熱が長時間当たるところは避けて置いて下さい。特に紫外線に弱く、光が漆の分子を破壊します。これにより、色あせや光沢がなくなり、輪ジミなどが付きやすくなりますので注意が必要です。また時が経つにつれて色が透けてくる特徴があり、光の直接当たる部分と当たらない部分とでは、色の透ける速度が違ってきますので、色に差がでてきます。

A漆器は塗面の上に長時間重ねておくと、その部分だけ透けるのが遅れるため跡形が残ったようになりますので仕上がりから3〜6カ月間は注意が必要です。

B漆の乾燥は他の塗料と違い水分などの蒸発により乾燥するのではなく空気中の水分と酸素による酸化作用で硬化していきます。従って、仕上がって間もない製品の場合、熱いものを置いたり、アルコール類をこぼすことによって漆が変化することもありますので、こぼれた場合は、素早く柔らかい布でふき取って下さい。

C漆器を使用した後、微温湯にひたした布で汚れを落とし、乾いた柔らかい布で丁寧にくもりをふき取ってから保存しますと、いつもきれいな艶を保つことが出来ます。また、湿気の激しい変動は木地の狂いを起こしますので変動の少ない場所に保管してください。

D漆器はいきなり強くこすり過ぎると艶が消えたり傷が付いたりしますから、柔らかい布で塵を払い落としてから軽く拭くようにすれば傷みません。

E塗り上がって間もない、漆器独特のにおいは、米櫃の中に数日間入れておくと臭気を除くことが出来ます。


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