定盤(じょうばん)
定盤は下地と塗り用に分けて使用される箱型のもので一般に大きさは巾45cm奥行き30cm高さ30cm程度です。 上面は正確な平面を必要とし、 うるしを調合操作するのに用い 下部には諸材料や道具を入れる抽き出しが ついています。 塗師刀(ぬしかたな)
先丸小刀は箆刀(へらたち)ともいい、主に箆削りや刷毛の切り出しに使用します。 先端の角型になっている袖形小刀は刻苧(こくそ)彫にも使用されます。 他に箆木を対角線状に切断する笹形小刀や 布紙類を断切る断切小刀などがあります。 箆(へら)
箆は漆の取り扱い上、もっとも重要な工具です。下地付け、目止め、色配合の練り合わせ、 塗装などに使う木の箆と金属製の二種類があります。 木箆には良質の柾目檜の薄板が使用され、 箆の先端になるほど薄く削られ、 しなやかさを持たせるように作られています。 檜の箆は主に下地付けや目止めに使われ、 顔料の練り合わせには、 弾力性に富んだニレ、チシャ、 マユミ材の箆が使用されます。 刷毛(はけ)
最近、塗装技術は改善され、機械化されてきましたが、手で塗る刷毛の重要性は極めて大きく、 その良し悪しで漆器の出来が大きく変わります。
漆工用の刷毛は女性の髪を固めて、 筆(ふで)
漆器の加飾や細かい装飾文様を施すときに使います。特に蒔絵など、精巧な技術を必要とするものには、 微妙な機能を備えた筆もあります。 種類は根朱(ねじ)筆系(精巧な蒔絵の線書用)、 卯毛(こもう)筆系、面相筆系(線描き用) などがあります。 砥石(といし)
仕上げ砥石、中砥石(青砥石)、大村砥石、金剛砥石(荒砥石)の粗密3段階の砥石が必要で、 刀物研ぎ用、箆研ぎ用、地研ぎ用、研炭の擦り合わせ用として使用します。 地研ぎ用の砥石は、下地を研ぐときに用いるため適当な 大きさの形状にしたもので、細いものを針砥石といいます。 砥炭(とぎすみ)
漆塗の塗面を平滑に研ぐのに使用します。種類は硬くて粗質な朴炭(ほおずみ)、やや硬く質は密の椿炭、 またやわらかく質に斑のない呂色炭などがあり、 それぞれ下地研ぎや仕上げ研ぎ用として、 適当な形状にして使います。又、研炭の代用として、 耐水ペーパー、合成砥炭を使用する場合もあります。 |